8月21日(ブルームバーグ):ニューヨーク原油先物相場はアジア時間21 日の時間外取引で、続伸している。イランが国連から求められているウラン濃縮活動の停止を受け入れないことを表明し、世界4位の産油国であるイランからの原油供給についての懸念が広がっている。
イラン外務省のアセフィ報道官は20日、国連安全保障理事会が決議したイランによる8月31日までのウラン濃縮活動停止受け入れは検討しないと述べた。安保理はイランが決議に従わない場合、経済制裁措置も考慮するとしている。
CFCシーモア(香港)の主任投資ストラテジスト、ダリウス・コワルチック氏は、「イランがウラン濃縮計画の撤回を示唆しておらず、大きなリスク要因となっている。国連とイランが対立すれば原油供給が途絶える可能性もある」と述べた。
ニューヨーク商業取引所(NYMEX)の原油先物9月限は時間外電子取引で、一時44セント(0.6%)高の1バレル=71.58ドルとなった。シンガポール時間午前11時56分(日本時間午後零時56分)現在、71.49ドルで取引されている。原油相場は1年前に比べると9.2%高の水準。9月限の清算日は22日。